江戸時代、ソメイヨシノ(桜と言えばほぼこれ)で名高い文京区駒込・染井地区は植木や花卉(かき)の生産地として栄えておりました。
近くに大名屋敷や武家屋敷、社寺が多く、その庭造りの担い手として農民が植木屋化していったと考えられます。また、本郷台地東南端部であり日光御成街道沿 いという、生産・流通に好立地条件から園芸地帯が形成され、さらに江戸の人口の急増に伴い、一大植木地帯となりました。
その後、都市化が進みこの地区だけでは需要に追いつかず立地が酷似したここ、安行が植木の郷として発展することとなりました。